目次
1 信託に関連する法律の概要について
2 信託法
3 信託業法
4 金融商品取引法
5 その他各種法律
6 まとめ
1 信託に関連する法律の概要について
信託を行うにあたっては、当然のことではありますが法律に基づかなければなりません。
この信託に関わる法律には、以下のようなものがあります。
①信託法
②信託業法
③金融商品取引法
④その他各種法律
これらの各法律でどのようなことを定めているのかについて、見ていきたいと思います。
2 信託法
信託法は、信託に関する一般的なことを規定している法律で、信託を行うにあたって、欠かせない法律となります。
信託法については、約15年前に全面的な改正が行われました。その際に、これまで信託という制度が、信託銀行等の金融機関向けの硬直的なものであったところ、法改正によって信託関係当事者(関係当事者については、前回のブログをご参照願います。)において比較的自由に制度設計が可能となり、昨今、新聞やニュースなどで取り上げられる「家族信託」を普及させる起点となりました。
3 信託業法
信託業法は、信託業を営む者等に関し必要な事項を規定した法律です。ここにいう「信託業」とは、信託業法において、信託の引受けを行う営業と定められています。
この信託業法では、取引の公正確保や委託者・受益者の保護のために信託会社等に適用される各種義務(免許・登録義務や各種届出義務、信託契約締結時における書面交付義務等)が定められています。
4 金融商品取引法
金融商品取引法とは、金融商品取引業を行う者に関して必要な事項を規定した法律です。この「金融商品取引業」とは、株や投資信託、信託受益権等の有価証券の売買、媒介等を業として行うことをいいます。
この金融商品取引法では、取引の公正確保等の目的を実現するため、信託受益権の媒介業に関する各種規制を定めています。
5 その他各種法律
信託に関連する法律としては、各法律に加え、①信託に関連する税金の特例を規定した相続税法、②信託銀行を含む銀行の免許や各種規制を規定した銀行法、③投資信託に関する事項を規定した投資信託及び投資法人に関する法律等においても定められています。
6 まとめ
今回は、信託に関連する法律の概要をみてきました。
信託は、色々な法律に規定があり、各種法律に基づきながら、信託を行っていかなければならないため、各種専門家にお願いすることが安全であると思われます。
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